本記事は運用実績の記録であり、投資助言ではありません。暗号資産は価格変動により損失が生じるおそれがあります。

「ビットコインは毎日積立のほうが有利」という説をよく見かけます。実際に検証している記事もありますが、たいてい過去のある期間を切り取ったバックテストです。期間の選び方ひとつで結論がひっくり返るのが、この手の比較の難しいところです。

そこで、同じ入金額を実際に3通りで並走させて、毎朝の数字をそのまま公開することにしました。切り取りができないように、開始日は「私が実弾を始めた日」で固定です。

現在の状況(毎朝自動更新)

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3通りの中身

  やっていること
毎月積立(=ガチホ) 入金があった日の朝に、入金額を全部ビットコインに換えて持ち続ける
毎日積立 同じ入金額を、その月の残り日数で等分して毎日買う
AIに任せた(実弾) AIが設計した戦略が毎朝判断して売買。相場が荒れると持ち高を減らす

※ このブログの「ガチホ」は入金日に全額買う運用なので、毎月積立と計算がまったく同じになります。同じ数字を別名で2行並べても意味がないので、表では1行にまとめています(片方だけ有利に見せる余地をなくすため、定義を先に書いておきます)。

比較の公平性のために、価格の扱いは3系列とも同一です。ある日の評価に使う価格は同じ時点のもので、まだ買っていない分の現金も評価額に含めています(これを入れないと、月の途中で毎日積立だけが不当に低く見えます)。

差が生まれる仕組み

毎月積立と毎日積立の差は、買った価格の平均の差でしかありません。

  • 入金日のあとに価格が上がった月 → 入金日に全部買った毎月積立の勝ち
  • 入金日のあとに価格が下がった月 → 少しずつ買った毎日積立の勝ち

つまり、どちらが勝つかはその月にたまたま上がったか下がったかで決まります。長期で見ると、ビットコインに限らず市場は上がる月のほうが多いので、統計的には「一括(=入金日に全部買う)」が勝ちやすい。それでも毎日積立に意味があるとすれば、高値づかみの最悪ケースを避けられるという一点です。リターンを増やす技ではなく、振れ幅を減らす保険と考えるほうが実態に近いと思います。

買うタイミングではなく、買う先を分ける案も検証しました。毎月の積立をこの戦略と全世界株で半分ずつにすると、7.5年の検証では最大の下落が42.8%から27.9%へ浅くなる一方、金額は50.9万円少なくなります(検証の記録)。まだ実行していません。

13日では何も言えない、という前提

現時点で並走は始まったばかりです。この記事の表がどう転んでいても、期間が短すぎて優劣の証拠にはなりません。実際、開始からここまでは価格が上がった局面なので、理屈どおり毎月積立(=ガチホ)が先行し、毎日積立が最後尾、AIはその中間という並びになっています。

AIの戦略が中間にいるのも設計どおりです。この戦略は相場が荒れると持ち高を減らすので、上げ相場ではフル投資に置いていかれ、その代わり大きな下落局面で減り方が小さくなることを狙っています(なぜそういう設計にしたかは、こちらの記事に)。上げ相場だけを見て「AIは弱い」と結論するのも、下げ相場だけを見て「AIは強い」と結論するのも、同じ種類の間違いです。

だからこの表は、毎朝自動で更新されます。数か月後、下落局面を挟んだあとにまた見に来てもらえれば、切り取りのない比較が見られます。

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数値は当ブログの実運用と、同じ入金スケジュールに基づく計算です(価格は取引所の公開データ)。手数料・スプレッドの扱いは各系列で異なるため、厳密な優劣の証明ではありません。過去の結果は将来を保証しません。詳細は免責事項をご覧ください。