Udemyで講座を公開しました — コードを一行も書かずにAIへ作らせた3つの自動化と、壊れた記録
Udemy で講座を 1 本公開しました。題は「生成AIに本番の自動化を作らせる ― コードを書かずに無人運用し、壊れた記録から検査を作る」です。このブログでやってきた 3 つ — 暗号資産の自動売買、記事から動画を作って YouTube と SNS に出す仕組み、電子書籍をビルドして検品する仕組み — を、作らせた側の手順としてまとめたものです。宣伝の記事なので、中身と、教えないことを先に書きます。
何が入っているか
- 動画 36 本(レクチャー 32 本と、本物のコマンドと出力を追う実録 4 本)、合計およそ 69 分。1 レクチャー 1 論点で平均 2 分です
- 持ち帰れる資料 9 本。AI への最初の頼み方と、返ってきた質問への答え、要件・上限・止める条件のテンプレート、リスク規程の公開版、本番前の判定チェックリスト、監査プロンプトとそこで出た致命 2 件、動画の機械検品の項目、電子書籍のビルド規約、事故の時系列、ワークシート
- 各セクションの末尾に課題。自分の自動化に当てはめて 10〜15 分で書く形式です
中心にあるのは設計の話ではなく、壊れた話です。存在しない注文を出したつもりでいて 246 円を落とした事故、設定 1 行が欠けて 1 日分の判断が消えた日、AI が「取れない」と断った 25% の利益、テストが本物の通知先に流れた事故。数字は全部、自分の記録から出しています。
教えないこと
- 儲かる手法は扱いません。実口座で動かした 2026 年 8 月 20 日から 9 月 6 日までの損益は +129 円で、同じ額をただ積み立てた場合に負けていました
- 投資助言ではありません。特定の取引所や商品を勧めません
- プログラムの書き方は教えません。このシステムのコードは一行も書いていません。伝えたのは入金できる額と任せる範囲で、上限と止める条件の数字は AI が方針書に書き、私がその改訂を承認してきました
- 個別の税務・法律の相談には答えません
向いていないのは、短い期間で結果が出る方法を探している人と、自分でコードを書いて実装したい人です。想定しているのは、生成 AI に頼んで動くところまでは行ったのに、止まる・壊れるで進めていない人です。
価格と、無料で見られる回
定価は Udemy のページに表示される額(米ドル建てで 69.99 ドル、日本円は Udemy の換算)です。無料プレビューは合計 10 分ぶんあり、講座の性格が出る回を選びました。§1-1「この講座で作らないもの」と §6-1「存在しない注文 ― 246 円の事故」を含みます。買う前にそこを見て、合わないと思ったら閉じてください。
このブログの読者向けに割引クーポンを 1 本作りました。コードは HOUCHI_LAUNCH、2026年10月13日(日本時間 10月14日の午前まで) まで有効です。
なぜ講座にしたか
材料はこのブログに全部あります。手順を最初から最後まで書いた記事、AI に自分の書いたコードを攻撃させて致命的なバグが 6 件出た記事、実口座での売買を終えた回 を読めば、起きたことは追えます。
ただ、ブログは起きた順に書く日誌です。これから同じことをやる人が読む順にはなっていないし、テンプレートやチェックリストは記事の本文に埋まっていて、そのままコピーして使える形になっていません。順番を組み直して、資料をファイルとして切り出して、各章に手を動かす課題を付ける — その作業をしたのが講座です。
Udemy には「有料の講座と同じ中身を Udemy の外で無料公開してはいけない」という規則があります(Free Courses FAQ・2026-09-09 確認)。なのでブログはこれまでどおり記録を無料で出し続け、講座のほうは記事にしていない実録と資料と課題を厚くしました。両方を突き合わせて読む前提です。
この講座の AI の使い方
ナレーションは合成音声です(VOICEVOX:玄野武宏(CV:ガロ))。台本は、自分の記録をもとに生成 AI が書いていて、事実と数字は元の記録と突き合わせています。スライドは自分のシステムの生成器で作っています。Udemy は AI を使った講座に説明文の冒頭での開示を求めているので、講座ページの説明にも開示を入れています(9 月 23 日に日本語の一文も足しました)。質問への回答は、Q&A に講師のアカウントから出します。下書きには生成 AI を使います。
【2026-09-23 訂正】公開したときは「台本の下書きにも AI を併用しています」「質問への回答は Q&A で私が書きます」と書いていました。台本の初稿も記録との照合も生成 AI がしていたので、実際に合わせて直しました。講座の中の同じ言い方(講義 1-3 と、各講義の最後のクレジット)も直します。あわせて、資料 1 を「最初の指示文の原文」と書いていたのを「最初の頼み方」に(当時の原文は記録に残っていません)、「決めたのは要件・上限・止める条件の 3 つだけ」を、上限と止める条件の数字は AI が書いて私が承認してきた、という記録どおりの形に直しました(9 月 24 日)。
本記事は私自身の記録であり、投資助言ではありません。暗号資産は価格変動により損失が生じるおそれがあります。詳細は免責事項をご覧ください。