本記事は国税庁の公表資料と各サービスの公式ページに基づく一般的な情報の整理であり、個別の税務相談ではありません。個別のご質問にはお答えしていません。ご自身の申告は税務署または税理士にご確認ください。

仮想通貨の損益計算サービス Gtax(株式会社Aerial Partners)が、公式の案内のとおり 2026 年 7 月 1 日に新規登録を停止し、2026 年 9 月 27 日にサービスを終了、10 月 5 日にクリプタクトへ統合されます。Gtax の無料枠は年 100 件まででしたが、統合先のクリプタクトの無料プランは「年間取引 50 件を超えると損益計算結果が非表示」です。少額で回している人ほど、無料で計算できる場所が減ります。

登録不要のものは、国税庁の Excel と 2017 年で止まった個人の Excel しかなかった

自動で計算してくれるサービス(クリプタクト・Gtax・クリプトリンク・Crypto Manage)は、いずれも会員登録が要ります。登録せずに使えるのは、国税庁の計算書(Excel)と、2017 年 12 月で更新が止まった個人配布の Excel くらいでした。国税庁の計算書は総平均法用と移動平均法用が別ファイルで、両方を並べて比べることができません。

方式は、届け出なければ総平均法、移動平均法にするには初めて取得した年分の確定申告期限までに届出が要り、一度選ぶと原則 3 年は変えられません。やり直しの効かない選択なのに、比べる道具が無い。これが、このページを作った理由です。

作ったもの

仮想通貨の損益計算(総平均法と移動平均法を同時に計算)

  • 取引所の CSV を貼り付けるか(列名から自動で読み取り、違えば列を選ぶ)、手で入力する
  • 銘柄ごとに、総平均法の必要経費と所得、移動平均法の必要経費と所得、その差額、年末残の数量と取得価額を表示する。年末残はそのまま翌年の「前年末の持ち越し」に入れられる
  • 入力した取引はブラウザの中だけで計算し、サーバーへ送信も保存もしない。ページを閉じれば消える
  • 計算は国税庁の計算書と同じ式(取得価額に購入時の手数料を含め、売却時の手数料は必要経費)

追記(2026 年 9 月 13 日): 9 月 27 日までに手元へ出せるものと、そのファイルをこのページに入れるときの列の対応、国税庁の計算書ほか残っている選択肢の一覧を、ページ側のGtax が終わる人へに足しました。

私自身の再現取引で、同じ 1 年分が総平均法 +12,890 円、移動平均法 +30,328 円と 17,437 円ずれた話はこちらの記事に書きました。ずれた分は消えるのではなく、翌年に持ち越す原価に化けて、生涯の合計では一致します。

扱っていないこと

暗号資産どうしの交換、ステーキングの報酬、法人、税額の計算(所得の数字までです)、そして「どちらを選ぶべきか」の判断。ページは 2 つの結果を並べるだけで、どうするかは示しません。

同じ考え方で作った計算ページが他に 3 本あります。販売所と取引所の往復コスト、ビットコイン積立の日足再現、学生の年収の壁 2026 年分。どれも登録不要で、数字を入れると表のどの行かを返すだけのものです。


本記事は 2026 年 9 月 8 日時点の公表情報に基づきます。税務相談は税務署の相談窓口または税理士へ。詳細は免責事項をご覧ください。